・高校生の時に就職先を適当に決めたの後悔してる
・仕事は給料が一番って思って選んだけど昇給がないとは……。
・適当に選んだ会社だから早く辞めたいけど勇気が出ない
このように就職先を適当に選んで後悔している高卒女子は多いのではないでしょうか。
社会人経験0で就職先を選べと言われても難しかったですよね。
一度就職したからには辞めるのも難しく、転職しようとしてもやり方がわからず八方塞がり……という状態になりやすいです。
そこでこの記事では、就職先選びに対する高卒と大卒の違いや、転職に成功する企業選びの方法について解説していきます。
私は自分の意思で決めた就職先じゃなかったから高卒入社後苦労したよ。
あの頃知っておきたかった企業の選び方についてまとめたから、参考にしてね〜!
高卒と大卒の就職先選びの基準の違い
知っている人も多いと思いますが、高卒の離職率は大卒よりも高いです。
厚生労働省の新規学卒者の離職状況によると、平成29年に入社した高卒の3年目までの離職率は39.5%、大卒は32.8%です。
離職理由は記載されていませんが、ここには就職先選びの基準の違いがあらわれていると思っています。
高卒と大卒の就職先選びの基準をみていきましょう。
高卒は給与が一番
高卒の就職先選びの基準TOP5は以下のようになりました。
- 給与(62.1%)
- 勤務地(51.8%)
- 年間休日(49.7%)
- 仕事の内容(職種)(45.4%)
- 働く場所の雰囲気(40.2%)
給与が圧倒的に優先されていて、勤務地、年間休日と仕事の内容に関係のない内容が上位を占めています。
次に、仕事の内容と働く場所の雰囲気が選ばれています。
働く上で大事なキャリアプランは5.2%と、企業選びにおいて重視している高校生はとても少ないです。
私も求人票を見るときは、給与・勤務地・年間休日を真っ先に見てたからわかる〜。
働く場所の雰囲気は求人票じゃ伝わってこなかったなぁ。
大卒は将来性が一番
大卒の就職先選びの基準TOP5は以下です。
- 将来性がある(49.7%)
- 給与・待遇が良い(41.2%)
- 福利厚生が充実している(31.5%)
- 社会貢献度が高い(28.4%)
- 職場の雰囲気が良い(28.4%)
- 業績・財務状況が良い(26.3%)
- 将来性がある(49.7%)
- 給与・待遇が良い(41.2%)
- 福利厚生が充実している(31.5%)
- 社会貢献度が高い(28.4%)
- 職場の雰囲気が良い(28.4%)
- 業績・財務状況が良い(26.3%)
大卒の場合は、給与よりも将来性を重視する人が多いようです。
長期的な視点で就職先を選んでいるのが、高卒よりも離職率が低い理由かもしれませんね。
次に給与・福利厚生ときて、社会貢献度の高さが選ばれています。
「社会にとって役立つ仕事がしたい」という思いがあると、仕事に誇りややりがいを持てます。
同率で職場の雰囲気が選ばれていて、業績・財務状況についても気にしているようです。
給料や休日といった条件面だけでなく、社会貢献度や企業の業績も就職先選びの基準にしていることから、大卒は色々な視点で「働くこと」について考えているんだね。
高卒は就職先のことをよく知らないまま就職している
求人票だけでは情報が少な過ぎる
高校に届く求人票は白黒のコピー用紙で、雇用形態や賃金形態などがずらーっと書いてありますよね。
味気ない事務的な内容ばかりで、就職先を選ぶ時に楽しい気分になることはまずなかったです。
あれだけ情報が記載されているのに、企業の魅力や働いている人の様子などは何もわかりません。
今は企業のHPやSNSで情報を収集できますが、高校生がそこから就職に必要な情報を選び取るのは難しいです。
ほとんどの高校生は、自分が働くイメージを持てないまま就職先を決めて働いているのではないでしょうか。
大卒が企業を選ぶ基準に様々な項目をあげられるのは、説明会やインターンなどで企業の情報を集めているからです。
高卒にはそのような機会がほとんどないので、給与や勤務地などが基準になるのも仕方ないのかもしれません。
ミスマッチが起きても不思議ではない
企業のことをよく知らないまま就職すると、「こんなはずじゃなかった」とミスマッチが起こるのも不思議ではありません。
高卒の「就職先を選定する際の重要ポイント」のデータでは、キャリアプランが軽視される傾向にありましたね。
しかし、「どんな仕事をしたいのか」「どんな自分になりたいのか」「10年後どうなっていたいのか」を就職前に考えておくことは、就職先のミスマッチを防ぐためにも大切です。
キャリアプランが固まっていれば、それに沿って企業を選ぶことが可能になり、計画的にキャリアを積んでいけます。
数年後、数十年後を見越した長期的な視点を持つことは、未来の自分を形づくる原点になるのです。
高卒女子が後悔しない転職先企業の選び方
就職先を選んで後悔した経験を繰り返さないためにも、転職先となる企業の選び方を伝授します。
企業選びの軸をつくり、自分らしく働ける企業への転職を叶えましょう。
キャリアプランを立てる
企業選びの軸を決めるために大事なのが、キャリアプランを立てることです。
キャリアプランにはミスマッチを防ぐメリットがありますが、転職先の面接でよく聞かれる質問でもあります。
転職先の企業は「長期的に働いてほしい」「すぐに辞めないか見極めたい」という思いがあるので、キャリアプランを質問することで働き続けてくれる人材かどうかを確かめたいのです。
転職者と同じように、企業側もミスマッチを防ぎたいと考えているんですね。
キャリアプランを立てるには、以下の手順がおすすめです。
- 価値観や考え方(やりがいや大切なこと)を洗い出す
- 3〜5年後の理想の自分をイメージする
- 今できることとできないことを洗い出す(スキルや経験)
- ②の理想像をゴールにしてやることリストを作成する
自分の強みと弱みを把握する
就職に後悔した理由として、給与や労働環境へのミスマッチはもちろん、そもそも仕事内容が合っていないというケースも多い思います。
自分に合った仕事に転職するためにも、自分の強み(得意なこと、長所)と弱み(苦手なこと、短所)を把握しておくことが大切です。
これらを自分で理解していないと、転職先で同じ失敗を繰り返して職歴だけが重なっていく……という悪循環に陥ってしまいます。
理想は、自分の強みを活かせる・伸ばせる転職先を選ぶことです。
キャリアプランを考えるのが難しい場合は、この強みと弱みから考えるとスムーズにいきやすいですよ。
転職エージェントを活用する
強みや弱みを自分で考える場合、客観的な視点があった方がより現実的に仕事の方向性を決められることがあります。
そこでおすすめなのが、転職エージェント。
転職エージェントとは、無料で受けられるキャリアサポートサービスです。
ヒアリングをもとに、企業の紹介や選考書類の添削、面接対策、日程調整、給与交渉など……あらゆる面で転職をサポートしてくれます。
転職エージェントを利用することで就職の軸とマッチする企業と出会いやすくなり、理想の働き方の実現に近づきます。
高卒女子が選ぶべき転職エージェントの特徴は以下です。
- 高卒のサポートに力を入れている
- 経験や学歴不問の求人が豊富
- ブラック企業を排除している
この基準で私が厳選しておすすめするなら、この3つです。
- 第二新卒エージェント neo |優良企業の求人を約1万社保有→経歴・学歴不問で正社員への転職を手厚くサポート! ブラック企業を排除し優良企業のみを紹介。
- UZUZ第二新卒|フリーターやニートの内定率86%→厳しい基準でブラック企業を排除! 入社後の定着率93%以上と長く働ける求人に出会いやすい。
- 就職カレッジ|職業紹介優良事業者として認定→未経験からの正社員就職に特化!優良企業約20社と書類選考なしで面接可能。
高卒女子は企業選びの軸を明確にして転職を成功させよう
求人票の情報じゃ足りないし、とりあえず就職しなきゃという焦りがあるから、自分の想いは後回しになりがち。
高校生の時にこんな風に就職先を決めた人は珍しくないと思います。
過去の選択が適当だったとしても、これから先は自分の意思を持って企業を選ぶことができます。
自分が描く理想像に近づくためにも、キャリアプランを立てたり転職に踏み出したり行動を起こしてみましょう。