・高卒って世間から見ると負け組なのかなぁ
・負け組底辺とか言われると悲しい
・学歴もないしお金もないから間違ってないのかも
このように「高卒=負け組底辺」という言葉を気にしている高卒女子は多いのではないでしょうか。
リアルの世界で直接言われることはなくても、SNSなどネットでこのような言葉を見かけたことがある人は多いと思います。
今まで高卒として生きてきたし、これからも大学に行かない限りは高卒のままですよね。
この記事では「高卒=負け組の底辺」に違和感をおぼえている人や悲観してしまっている人に、主にマインド面のお話をしていけたらと思います。
高卒=負け組の底辺と言われる理由
大卒よりも生涯年収が低い
高卒=負け組の底辺だと言われる理由としては、やはり金銭的な背景があると思います。
2018年の生涯賃金について学歴別に見ていきましょう。なお、この統計データは60歳まで(フルタイムで正社員を続ける場合)、退職金を含めていません。
学歴 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
高校卒 | 2億1,370万円 | 1億5,200万円 |
高専・短大卒 | 2億1,770万円 | 1億7,720万円 |
大学・大学院卒 | 2億7,210万円 | 2億1,570万円 |
学歴が高くなるにつれて生涯賃金が高くなっていることがわかります。
男性の高卒と大卒を比べた場合の差は5,840万円
女性の高卒と大卒を比べた場合の差は、なんと6,370万円にものぼります。
改めて見るとすごい数字だね。
職業選択の幅が狭い
厚生労働省の令和2年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況」を参考に、高卒の求人状況についてみてみましょう。
令和3年3月末現在のデータでは、高卒の求人数は全部で484,234件。
この中から、求人数の多かった産業TOP5をピックアップします。
- 製造業 108,571件
- 建設業 73,013件
- 卸売業、小売業 49,162件
- 医療、福祉業 45,834件
- 運輸業、郵便業 26,284件
これら5つの産業が全体の6割を占めています。
イメージ的にデスクワークよりも現場仕事が多いような感じがしますよね。
頭よりも体を使うといった仕事内容が、高卒<大卒と思われる要因のひとつかもしれません。
高校生の時に見た求人票のラインナップとほぼ同じ感じ。
なかなかピンと来なくて悩んだ高卒女子も多いんじゃないかな。
「負け組の底辺」と自分のことを思うのはやめよう
大卒と高卒の生涯賃金、高卒の求人内容を見ながら高卒=負け組の底辺と言われる理由について考察してきました。
しかし、これらのデータには1人ひとりの人生が反映されているわけではありません。
これだけで「高卒=負け組の底辺」と決めつけるのは間違いだと思います。
マイナスの方向に進む可能性が大きい
高卒の人は、自分のことを「負け組底辺」だと思うのはやめましょう。
「負け組の底辺だから見返してやる」と怒りを自身を奮い立たせる燃料にするのは、目標がある場合に有効かもしれません。
しかし「どうせ自分は負け組の底辺だから」と思って過ごすのは今すぐやめた方がいいです。
自分の心のためにも、これからも続いていく人生のためにもです。
いつの間にか「負け組の底辺だから」が言い訳になり、何かに挑戦する際のストッパーにもなってしまします。
他人が悪口を言うのは他人の問題
他人から「高卒は負け組の底辺だ」と言われても気にしないでください。
これはもう、嫌なことを言う人自身の問題でしかありません。
その人は幸せではないかもしれないですし、誰かれ構わず傷つけたいだけかもしれません。
嫌なことを真に受けて落ち込んでしまっては、相手の思う壺です。
負け組の底辺から抜け出すことはできる
もし自分のことを負け組の底辺だと思っている人がいたら、そこから抜け出す必要があります。
ここから先の人生を有意義なものにするためにも、ぜひこれから紹介するやり方を試してみてくださいね。
諦めたくないことや叶えたいことは?
諦めたくないことや叶えたいことはなんですか?
例えば「〇〇をやりたいけど高卒だから無理」など、過去に諦めたことはありませんか?
もし過去にやりたいことがあって諦めた経験があるなら、チャレンジしてみてはどうでしょうか。
完全に叶えることはできなくても、叶えるための努力や行動は間違いなく自信に変わります。
小さな成功体験を積むことができれば、最初は無理だと思っていたゴールがいつの間にか近づいているものですよ。
私は、自分には無理だと思っていた仕事に転職できました。
諦めずにアンテナを張るだけでも状況が変わることってあるよ!
現状と理想のギャップを埋める努力をする
「今の自分」と「なりたい姿」とのギャップを埋める努力をすることで、少しずつ理想に近づきます。
何もモデルみたいな体系になって顔も可愛くなって……と変わる必要はありません。
今、自分のことを負け組の底辺だと思っている人は、きっと今の自分が好きではないはず。
あなたはあなたのままで「今の自分が好き」と言える状態を目指しましょう。
高卒=負け組の底辺と言われても気にする必要なし!自分を好きになろう
高卒=負け組の底辺だと思っている人は、正直存在します。
しかし、そんなことを言う人の言葉を信じて傷つく必要はありません。
あなたにはあなたの人生があり、これからも続いていきます。
他人の言葉に左右されずに、なりたい自分になる努力をすることが大切です。
まずは自分を好きになれるように過去に諦めたことに挑戦したり、新しい習慣を始めたりしましょう。